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February 24, 2008

浦和レッズ選手紹介~2008シーズン~

遅ればせながらサッカーホリック版の選手紹介です。今シーズンはポジション別に。

GK

1 山岸 範宏

偶数年は山岸の年。03年シーズン以来交互に都築とのポジション争いを行っている。互いに怪我や調子の下降でもって入れ替わりが発生しておりそういった意味では気が抜けないシビアな争いを象徴しており、かつ今の他チームでは絶対に出来ない高レベルなポジション争いである。

昨シーズンの山岸はまさにその巡り合わせの悪さが祟った。出場機会に恵まれたタイミングはいずれも主力を欠いた戦いを強いられてしまい勝利に殆ど貢献できなかった。

オジェックはGKについては極力ローテーさせている印象があるだけに、チャンスを掴んで山岸の年にしたいところだがライバルは国際経験を得てワンランクUPしているだけに厳しいシーズンになるのは変わらずか。

23 都築 龍太

かつて無いほど充実した年。天皇杯決勝で見せた悲壮感はそのまま危機感へ昇華し、ワンランクスタイルアップした都築の姿を披露。これまで攻撃に生かすプレーが多かったのだがコーチングやポジショニングにも隙が無くなり不用意な失点が減少。さらに城南戦やエトワールサヘルとのPK戦でセービング技術の高さと精神力の強さでチームに大きく貢献した。

07年は都築の年となったのだが、GKとして円熟期にさしかかりつつある中でこれまで1年ローテーの壁を破る年となるのか?

セービングの安定感+ツヅキックといわれる精度の高いキック、さらにキャッチしてからのプレーの選択にラグが少ない点は要チェックである。

28 加藤 順大

余りにも高い正GKの壁。一昨年公式戦デビューを果たしたのだが、昨年は都築の強烈な壁に阻まれ出場機会に結局恵まれず。

年齢的にもそろそろ公式戦に慣れていかなくてはいけない時期に差し掛かっており、恐らく今シーズンは正念場になるはず。何しろ徳重がもう3年も神戸にレンタルされたままとなっており加藤も「試合に出たかったら外に行く」ということを視野に入れざるを得ない状況。

キャンプではサブメンバーの穴埋めとしてDF役を担当する機会があるようで、それが新たな道を模索するきっかけになるのかそれとも厳しさの象徴と見るべきか?

大谷とのポジション争いも待ち受けており茨のシーズンとなりそうだ。

29 大谷 幸輝

昨年は第2種登録でサテライトの試合に出場し、今シーズンついにプロ契約。U-19の代表にも選ばれており順調に行けば都築・山岸の後継者としてレッズの守護神への階段を上っていくことになると思われる。

タッパの高さなど加藤とは反対の特徴を備えているが、ここが第2のポジション争いの激しいバトルとなりそう。

TOP:都築-山岸

サテ:加藤-大谷

この図式かな?この争いで互いに成長してくれれば向こう10年はGKについては安泰でしょう。

GKは年次の面でも頭数の面でも問題無しと言ってよく、毎年言っているが上2人が円熟して衰えを見せ始める頃には下2人が伸び盛りのシーズンとなるといういい循環が出来る状況になってきている。正GK候補として遜色ない選手が2人いるというのは実はJの中では相当恵まれているといってよく、ひそかに誇るべきではないのかなと。

強いて問題点を言えば若い2人になるべく実践のチャンスを与えるべきというところか。今シーズンはナビスコ予選リーグがありそこで抜擢するチャンスがあれば面白いのだが。

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February 03, 2008

独自に補強診断~2008シーズン(ラスト)~

<ガンバ大阪>

IN:ルーカス ミネイロ 福元 佐々木 水本 山崎

OUT:マグノアウベス 實好 入江 前田 家長 丹羽 シジクレイ 青木 中山

珍しく出入りが激しいが、バックレのマグノアウベスと西野采配に反駁する形で出奔した家長を除けばベテラン・若手の調整レベルに留まっており実質的にはボトムアップが図られている。

特にバックアップ不足が懸念されていたCBにはレギュラークラスを3人と重点補強。流れを変えられる存在として佐々木・山崎を投入するなど客観的にガンバの弱みと思われていた部分に梃子を入れていることからも今期にかける思いが伝わる。

一方で信頼感の高い中盤には全く手が入っていないことから、「お気に入り重視主義」の西野采配(そこからこぼれると一気に扱いが悪くなる。去年でいえば家長がそうだった)の傾向が透けて見えて面白い。ある意味ではガンバを象徴するような展開である。

とはいってもバックボーンがしっかりしたチームが本気を出せばこれぐらいは出来るという事を示したのは大きいかなと。

有効度:A(弱点を効果的に補強、リストラや出場機会に恵まれない選手を外に出すなど先を睨んでいる点も大きい)

脅威度:A(3強の中で最も上積みの幅が大きい。アジアも視野に入れているという事をはっきり示した形となった)

<ヴィッセル神戸>

IN:キムナミル 吉田 須藤 松橋 鈴木

OUT:エメルソン・トーメ 遠藤 ガブリエル 近藤 坪内 平瀬 ディビットソン純マーカス

放出過多にも感じるが昨シーズンの出場数を考えると痛手なのは近藤のレンタルバックぐらいで後は影響は少ない。反対にそのままレギュラーにスライドしても十分といえる効果的な加入選手の数の多さに注目すべきだと思う。

守備的ポジションへの梃入れが少なかったことぐらいが不安材料で攻撃陣は質量共にグレードアップしており上位進出に向けてのアクションを起こしていることを示した形となった。

サンガ同様、補強のビジョンが曖昧だったがゆえに成績も安定せず不安と不満を募らせていたがいよいよ本腰を入れてチーム強化に乗り出したという事か?はまれば乗る選手が多いだけに新たな勢いを生み出すことが出来るか注目したい。

有効度:B(関係者いわく、満足していないらしい。恐らく駒野を獲得できればパーフェクトだったのだろう。いい選手をしかも早い段階で獲得したというのが大きい)

脅威度:B-(ジャンプアップは難しいが、去年のいい水準を落とさずボトムアップできるだけの材料は揃ったといえる。既存戦力と融合すれば侮れない存在になるはず。)

<大分トリニータ>

IN:小林(亮) 家長 山崎 ウェズレイ 小林(宏)

OUT:宮沢 梅崎 アウグスト 松橋 三木 福元 山崎 梅田

だいぶ持ってかれたなと。ここも「育てて売る」チームにならざるを得ないわけだがもう少し段階を踏んで売りたかった選手もいたはずである。

一方見逃せないのがエジミウソン・ホベルト・鈴木といったチームの核となる選手を手放さなかったこと。去年は重要な選手をこぞって手放したがために苦しんだわけで最悪の事態は避けられたといっていい。

ただ補強選手がチームの底上げに貢献してくれるかというとなんとも微妙なところ。ウェズレイは1年を通じてフルに機能するかは微妙(結果的にサンフレッチェの失速の原因を作っているし)。家長がどれだけフィットするかにかかっているといっていいかなと。

有効度:D(家長が来なかったら完全なマイナス決算だった。売った分の還元が出来た補強だとは評価しづらい)

脅威度:D-(若手の健闘次第ともいえるが、層が薄く苦戦は免れないと思われる)

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独自に補強診断~2008シーズン(その5)~

<ジュビロ磐田>

IN:名波 河村 萬代 ジウシーニョ 駒野

OUT:ファブリシオ マルキーニョス・パラナ エンリケ 林

駒野の補強のインパクトが強いがジュビロの両サイドの面々を見ると、積極的に狙う人材だったのかという疑問が残る。層の薄くなったボランチはレンタルバックで、FWは将来性のある萬代を獲ったのは大きいが巻き返しを図るその旗手として駒野を選択したのだとすると少々ピントがずれているような気がしないでもない。

このチームはどういうわけか補強が功を奏さないケースが多く、体質として外様をはねつける要素があるのでそういった意味では「動いた」印象なのだが8億円補強のようなインパクトもないしかといって育成路線を貫くわけでもなく現状のジュビロを象徴するような中庸な感じだといえる。

原点回帰を唱えているようだが、名波復帰でその狙いを具体化させようと考えているのだとしたら若干甘いような気がしないでもないが・・・。

有効度:C(チームのカンフル剤になるような選手は獲得できず。ただ実効性が高くリスクの少ない選手が獲れたのはプラスか?)

脅威度:C(評価が難しい。かつてのような強さを取り戻そうとするにしては弱い部分が多いしかといって中位に沈むとも考えにくい。新たな勢いをどう生み出すかがカギといえる)

<名古屋グランパス>

IN:三木 バヤリツァ マギヌン 深井

OUT:スピラール 金 本田 櫛野 金古

資金力の割にはいつも小幅な動きに終始してしまうグランパスだが、今回も同様の結果となった。ただ三木・マギヌンは実績十分。こういった選手をさらっと獲れるのだから金のないとこにとっては歯がゆいチームなのだろう。

本田・金が抜けた穴は大きいのだがその穴を埋め切れていないのが引っかかるところ。

このチームの最大の焦点は新指揮官。つまりストイコビッチがどれだけの腕前を持っているか?そこにかかっているといえる。

問題点があるとすればその話題ばかりが先行してしまい、肝心の戦力構想の段階でバランスを現時点で是正できていないという点が隠れてしまっているところにあるような気がしてならない。

有効度:C-(いい選手を獲れたが、抜けた選手の穴も相当にでかい。ポジションバランスを何で埋めるのかが見えない点でマイナス)

脅威度:D+(よく考えたらかつてのグランパスは大型補強のメッカだった。すっかり中位に馴染んでしまったがそこを抜け出す野心みたいなものが残念ながら感じられない)

<京都サンガ>

IN:水谷 増嶋 柳沢 佐藤 シジクレイ アタリバ 林

OUT:秋田 三上 中払 チアゴ アンドレ

「昇格に伴って1ランクアップしましたよ」という宣言のようなIN/OUTの流れ。ようやくと言うか久々に本気の補強を仕掛けてきたというのがはっきりと見て取れる。

かつてのサンガは補強路線だったがベテラン偏重で失敗ばかり。そこで育成路線に転換したのだが今度は安定感を欠いてしまった。前回のJ1復帰時は「現状維持」を押し出してパワー不足に陥ったが今回はその教訓を生かした格好。

個人的には佐藤勇人を獲ったことが引っかかる。柳沢・シジクレイだけだったら正直脅威には感じなかったが、代表も十分に狙える選手が加わったことが1つ刺激となる可能性があるだけにこの補強は大きいと思う。

有効度:B+(復帰組の中で唯一「仕掛け」を打ってきた。エレベーターチーム回避に向けてセンターラインを梃入れし質量共に向上させたのは高評価)

脅威度:C+(実績ある選手が多いだけに、それなりに機能するだろうと予測。シジクレイの衰え具合にもよるが前回のような事態は少なくとも回避できるか?)

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独自に補強診断~2008シーズン(その4)~

<横浜F・マリノス>

IN:ロペス ロニー 小椋

OUT:鈴木 吉田 エウチーニョ マルケス 上野 ハーフナーマイク 那須 吉村

連覇達成時は積極補強路線だったが、チームの現状は再編の真っ只中。ということで補強はベテラン・出場機会が少ない選手のリストラがメインで目立った動きは少なかった。

しかもJ2で実績を上げた選手を2人補強と失敗の回避を狙ってか確実性を重視。

唯一のJ以外からの獲得というロニーだが、ここしばらく外部からの補強は失敗例が多いだけにその流れに巻き込まれなければいいのだが・・・。

有効度:B-(極端に穴となるポジションが無いだけに、稼働率が低かった外国籍選手を入れ替えをメインとしたのは正解といえる。あと小椋は華はないが、かなり優良な選手)

脅威度:B(半数近くが若手と「屈み」の年にする狙いが見える。地力があるので昨シーズンのようなムラが無くなれば厄介なチームになるのは間違いない)

<アルビレックス新潟>

IN:アレッサンドロ ダヴィ

OUT:三田 エジミウソン 深井 坂本 シルビーニョ

派手な補強を好まないチームカラーというのは承知であったが、予想以上に地味なシーズンオフ。結局抜けた外国人2人の穴埋めだけというのは意外であった。

ただ決して選手層が厚いわけでもないのに純マーカス・鈴木慎吾をシーズン半ばに放出したことを考えると鈴木監督は少数精鋭を好んでいる可能性が高くオフの補強も「必要最小限」にというリクエストがあったのかもしれない。

その穴埋め役が計算できる国内からではなくブラジルから獲ってきたというのはハズレを引かないという自信から来たものなのか財力の問題なのかは分からないですが。

坂本放出は地味に痛い気もしますが、ここの穴を埋める若手を育てようという方針なのでしょうか??

有効度:D-(アタリを引けば一気にランクアップですが、実力が読めないだけに純粋にマイナスとなった分でもって評価しました)

脅威度:C(組織としてのまとまりは高いだけに若手が伸びて外国籍選手がはまれば面白い存在になるかなと。ただ不確定要素に頼りすぎな面がある。)

<清水エスパルス>

IN:マルコス・アウレリオ マルコス・パウロ

OUT:平松 久保山 杉山 平岡 チョ・ジェジン

余剰人員を整理し、エースの抜けた穴は実績のある外国籍選手で埋める。図らずも新潟と似たような構図ですが唯一の違いはマルコス・パウロを引っ張ってきたこと。

伊東に依存しがちだった中盤の汗かき役を補強できたことはチームの先々を考えるとプラスに働くかなと。若手は本田・大前と実力を既に披露しているという点で計算が立つ選手が獲れたのが大きい。

現状のチーム状況を踏まえた施策を打ってくるあたり、ワンランクアップさせてタイトルモードに入ったことを感じさせるが一方でTOP3と比較すると全体的にまだ物足らない要素があるような印象を受ける。

有効度:B(穴埋めだけでなく、プラスアルファの要素が加わったのは大きいがもう少し積極性があっても良かったはず)

脅威度:B+(組織は円熟に達しつつある。そこに新加入選手が刺激になればというのがチームの狙い。その狙いが功を奏するかは2人の新加入選手にかかっている)

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February 02, 2008

独自に補強診断~2008シーズン(その3)~

<FC東京>

IN:近藤 ブルーノ・クワドロス 羽生 佐原 荻 (新外国人選手?)

OUT:土肥 福西 ルーカス リチェーリ 小澤 伊野波 エバウド 鈴木 馬場

ここもよく分からない。人員整理としては余りに放出過多。今野を残留させたのは大きいという話もあるが、それを差し引いても出て行った選手が多すぎる気がする。

このチームはパッと出の若手を重宝する一方で中堅世代に容赦ない傾向があるが、伊野波・鈴木・馬場の放出(しかもいずれも完全移籍)はそこも飛び越えた伸び盛りの芽を自分たちから刈り取ってしまっている感じがしてならない。

外国籍選手は結局一掃されることに。だが出場ゼロのエバウドはともかくとしてスコアラーのルーカスの穴がいまだに埋まっていない状況は問題である(噂の新外国人とは契約がこじれているとの情報も)。

本来であれば中盤のファイタータイプの羽生が加わったのはFC東京のカラーからいえば大きい補強なのだがそれを脅威に感じさせないのはやはり骨格を支えるべき選手が次々にドロップアウトしてしまっているからなのかなと。

チーム力からいえばもっと補強を積極的に仕掛けてもいいはずなのだが、中途半端に育成を意識してしまっているが故にジレンマに陥ってしまっているのが見て取れる。

有効度:C-(新外国籍選手が来ることを見越して。抜けた穴が埋まっていない上に昨シーズンの上積みになるような要素が乏しいのが引っかかる)

脅威度:C-(若手の伸びに期待する方針なのか?新監督も前任者同様威勢のいい発言は聞こえてくるが、それを下支えするものが乏しい)

<東京ヴェルディ>

IN:土肥 福西 那須 和田 平本 レアンドロ

OUT:フッキ 佐藤 一柳 吉原 戸川 藤田 名波

あれ?っと思ったのが「こんなものだっけ」というINの面々。噂が先行したせいかもう少し獲得していたのかもと錯覚してしまった。

がつがつと補強していた昨シーズンほどではないが、各ポジションに梃入れをするレベルで獲得をするというヴェルディらしからぬ手堅さは感じる。

問題はフッキ離脱の影響をどこまでカバーできるかか。ヴェルディに期待する声があったのは超J2級のFWフッキがいたからこそという向きもありそれが新外国人レアンドロでどこまで埋められるかが勝負の分かれ目になりそうな気がする。

余剰人員をきちんと整理しバランスはとってきた。後は指揮官として結果が出せていない柱谷がどこまでやれるかにかかっているのかなと。

有効度:C+(オフシーズンで獲った選手の意図はお隣の東京よりは伝わってくる。ただしフッキ離脱のマイナスはデカイ)

脅威度:D+(経験者が多いので大崩れはなさそうだが、勢いをもたらすだけの要素に乏しい感じがする。そういった意味では外国籍選手以外のプラス要素がもう少し欲しいところ)

<川崎フロンターレ>

IN:フッキ 山岸

OUT:フランシスマール マギヌン 河村 佐原 相澤 落合 西山 飛騨

このチームの補強はそつがない。毎年そんな印象を抱く。ACLが無くなった事で出来た余剰人員を整理し、チームのウィークポイントをきっちり埋めてくる。

INについては質は文句なし。フッキ・ジュニーニョがいよいよ融合するかと思うとサポーターはわくわくするだろうし、相手からすれば戦々恐々だ。左サイドはここ数年懸案だったが山岸が入ったことで隙はなくなった。

難を挙げるとすれば守備的な選手がもう1人位いたほうがいいのでは?というところか。このチームは資金が潤沢にあるわけではないのである程度は育成に頼らざるを得ない。新卒が即戦力クラスの大卒に絞られているのもそういった内情が絡んでいるのかもしれない。

有効度:A(量のバランスは傾いたがその分、質でフォローしたのはこのチームのカラーのなせる業か。弱点を埋めたという意味では有効性は高い)

脅威度:B+(TOP3には及ばない部分もあるが、組織のまとまりとサッカーの完成度から言えばタイトル争いには必ず絡んでくるはず。後は前線がどのようなメンバー構成になるかその点にかかっている)

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独自に補強診断~2008シーズン(その2)~

<大宮アルディージャ>

IN:金澤 内田 丹羽

OUT:平岡 平野 奥野 島田 若林

出入りともに小幅でここ数年の積極補強から一転、高卒・大卒選手を重点投入し「育成路線」の色を出している。またINの3人はいずれも伸びしろが残った若手選手という事を考えると次代を視野に入れた戦力構想であるという事がはっきりと分かる。

ただ課題である得点力低下の打開策は打てず巻獲得失敗後、アクション無しというのも疑問が残る。

外国籍選手に毎度泣かされているわけですが、デニス・マルケスに託したという事でOKということか?入れ替えが多く定着率が低かった過去の教訓は生かしているといえるがパワーの総量という意味ではいまいち物足らないオフシーズンに終わったといえる。

有効度:D(補強というよりも人員整理に近い感じか?若手シフトが功を奏して初めて評価される補強といえる)

脅威度:D(新卒選手は使ってナンボ。現時点では評価できない。課題克服に向けての策は現時点では打てていないという事で評価は低め)

<ジェフユナイテッド千葉>

IN:櫛野 坂本 谷澤 馬場 苔口 青木 (ボスナル?)

OUT:黒部 羽生 山岸 水本 佐藤 水野 ジョルジェビッチ

どう見てもIN<OUTである。OUTの錚々たるメンバーを見ると改めて尋常じゃない状況であることが分かる。特に水野・水本というチームの次世代を担うとサポーターの誰もが思っていたであろう2人が抜けてしまったのは非常に痛い(しかも水野はリターン0の海外移籍)。

結果が残せなかった黒部はともかくとして中核を担うメンバーで残留したのは巻のみ(その巻ですら熟考の末の残留)ということでチームの再建からスタートせざるを得ないところまで追い込まれてしまった。

ではINのメンバーはというと未決のボスナル抜きに考えると昨シーズンレギュラーだったのは坂本のみで後はサブの選手ばかり。移籍金はそれなりに出たはずで当然他チームの主力クラスを狙っても問題ないはずなのだが、資金の問題なのかチーム力の問題なのか内情は定かではないが阿部離脱の一昨年よりも対応策としては宜しくない。

谷澤・馬場・苔口・青木の4人は伸びしろは残っているがそれをクゼ監督がどこまで引っ張っていけるかにかかっているかなと。

有効度:E(質量共に大幅赤字。この後さらに穴埋めを図ったとしても積み上げたものは簡単には埋まらない厳しいものがある)

脅威度:E(可能性があるとしたら、脱オシムに徹して全く新しいサッカーを追及できる点か。白紙状態の若手が多くなった分開き直ってきたら逆に脅威となる)

<柏レイソル>

IN:茂原 杉山 菅野 ポポ アレックス

OUT:水谷 アルセウ 阿部 佐藤 谷澤 小林(亮) 平山

余剰人員を整理し、狙いを持って補強に行けている。J2降格期と比べてチーム力が向上していることが補強にも現れている。

守備組織は完成したと見たのか、攻撃陣にシフトして重点的に補強。フランサへの依存と李がオリンピックで離脱することを計算に入れたと思われる。茂原・アレックスはマルチポジションをこなせるだけに数の減少も感じさせることはない。

もう1つ大きいのが仮にポポがハズレだとしても残りの選手で十分回せるということ。アレックスは地味だがかなり利いた選手で左サイドならどこでもこなせる上に得点力が高い。順応すれば確実に相手に脅威になる。

有効度:A(OUTで痛手はアルセウぐらい。それも攻撃シフトという狙いがあってだから実質痛手は殆ど無し。補強については黒字決算)

脅威度:B(新加入選手が確実に順応すれば、上位陣にとっては間違いなく「新たな脅威」となるはず)

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February 01, 2008

独自に補強診断~2008シーズン(その1)~

2月に入って各チーム陣容が出揃った(一部まだ調整中のところもあるようですが)のでぱっと見た感じでもって出入りチェックをしてみました。(IN・OUTは主力と思われるメンバーに絞っています)

<コンサドーレ札幌>

IN:平岡 坪内 アルセウ ノナト 吉弘 ディビットソン・純マーカス

OUT:和波 ブルーノ・クワドロス カウエ イタカレ 

FWのノナトを除いてディフェンシブな選手ばかりずらりと極端。アルセウはディフェンス面での貢献が高い一方得点力は有していないことはレイソルでのプレーでさらけ出されてしまったので攻撃力UPを狙った補強というよりも、安定感の高い守備組織を構築しようという狙いが見えます。

アルディージャと昨年のコンサドーレのサッカーは分かりやすいほど守備重視のサッカー。8人で分厚いブロックを構築して大崩れを防ぐやり方を踏襲する補強といえる。

ただ明らかにパワー不足か?FWはともかく中盤のアタッカーを獲らなかった事がどう影響するか?

有効度:C(ストロングポイントへのさらなる投資は、狙いとしては明確)

脅威度:D(やはり他チームに脅威となりうるアタッカーがいないことが引っかかる)

<鹿島アントラーズ>

IN:伊野波 金古 笠井

OUT:柳沢

Jを制し、ACLとの掛け持ちとなった割には小幅な動き。特に再編が予想されていた外国籍選手は結局3人とも残留となり動きの少なさを強調している。

的確さでいうとユーティリティな伊野波を獲ったのは大きい。アントラーズはCB・SBともに人材はいるが層が薄く、ユーティリティプレーヤー1人いるだけでも大分やりくりが楽になることは昨シーズンのレッズが証明している。

一方で柳沢を放出した穴を埋めなかったことが引っかかる。若手に託す方針なのか、CFにまで投資する資金がなかったのか(だとすると伊野波の獲得は高くついた気もするが)、JかACLの1点勝負にするならともかく、3強の一角としてタイトルを狙っていくには既存戦力への評価が高すぎる(FWについては)ような気がする。

有効度:C(守備が厚く、攻撃が薄くなったので差し引き0)

脅威度:A(それでも組織の磐石さからいったら3強にふさわしいものといわざるを得ない)

<浦和レッズ>

IN:高原 エジミウソン アレックス 梅崎 近藤

OUT:ワシントン ネネ 長谷部 小野

出入りを並べてみたが、まあ凄い面々だなと。INもOUTも話題を攫ったという事で飽きのないオフシーズンにしてくれたという意味では成功だったといえる。

大型補強で周囲に脅威を与えている一方、OUTの面々が怪我がちだったとはいえ主力級の貢献を果たしたという事を考えると差し引きでは若干の上積みに留まったといえなくもない。

特に攻撃の陣容が多彩になった一方、中盤センターの層がぐっと薄くなってしまい若干の不安感を残してしまっているのはマイナス。夏場以降に獲得すると噂されている外国籍選手にもよるが1年を戦い抜くには代表の出入りを考えるとまだ厳しいという感じがする。

有効度:B+(課題であったアタッカーをこれでもかと重点補強できたのはやはり大きいが、マイナスも大きいという事で)

脅威度:A(とはいっても補強した面々を考えれば他チームは真っ先に警戒してくるはず)

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