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January 29, 2008

他チームをざっくり分析してみる~2007~(最終回)

いよいよラストです。もう新シーズンが始まろうとしていますが・・・。

<清水エスパルス>

上位争いに常に絡んでいながら結局この位置に落ち着いてしまいノンタイトル。

3年計画の中で着実にチーム力を上昇させたのは高評価なのですが、集大成と位置づけたにしてはもう1つインパクトが足らなかったシーズンだったかなと。

若手を育て、試合を全て日本平で開催し地元密着感を高める施策を施すなど「意図」がよく伝わってくる。ただそれをどう結果に結びつけるのかという点で押しが足らなかった。

藤本が2年目の壁に苦しんでしまったマイナスはフェルナンジーニョの個人技でカバー。矢島がFWのファーストチョイスに抜擢されて結果を残すなどかつての黄金期からの戦力の入れ替えは着実に進んでいるようである。

あとは経験をどう昇華させるか?にかかっているといっていいかなと。若返った一方でタイトル争いの経験が3強に比べて劣っている分をどうカバーするかが今後の課題といえる。

<ガンバ大阪>

リーグ戦お約束の失速はもういわずもがなといった感じ。新戦力を伸ばすイメージがある一方で既存戦力を冷遇しそれが最終的に足を引っ張るのが西野監督のスタイルだとしたらリーグの結果はあのような形に終わって止むを得ずといったところである。

サッカーの内容に関してはレッズ・アントラーズ以上に評価されているのにそこを結果に結び付けられない(ナビスコ・ゼロックスは制したが)のは戦力を効率よく活用できていない(用兵術の点ではオジェックとどっこい)。安田が台頭する一方で家長がシーズン通して満足に活躍できていなかったところがその象徴かなと。播戸にしてもマグノ・バレー優先主義の前に屈した感じだったし。

西野式パスサッカーはよく練られている一方で異物を許容しない部分があり、毎年のように戦力を(しかもレギュラー格)流出させてしまっている点について問題視されない点に失速の要因があるのではないか?

西の雄となってはや3年だが、次のステップつまりアジア・世界へという狙いを着実に進めていくには「レギュラーのその次」の戦力を厚くする必要があるのだが、今の施策では第二・第三の家長を出してしまうだけのような気がしてならない。

<鹿島アントラーズ>

意図した「屈み」が功を奏したシーズン。ジュビロとの圧倒的な差。それは耐えることを選択しその期間と脱出するための明確な策を用意しているかいないかの差であったといっていい。

タイトル奪還の直接的な要因は「小笠原復帰」に尽きるのだが、単に強い個が戻っただけで強くなるのならとっくに10冠は達成していた。それを下支えする人材が育ったことでムラがなくなり安定感が増しそこに個が加わった結果、タイトルが取れたのである。ここ数年のタイトル奪取チームに共通していることが結果としてだが出来たというわけである。

やっているサッカーが目に見えて変化しているわけではない。むしろ鹿島型サッカーは創設以来大きな変化があったというわけではなく、時代の流れに応じてマイナーチェンジこそしているがそれ以外で明確に「変わった」という印象は与えない。

変わらないことに対して結果が出ない時期は批判が出やすいが、一方で戦力確保においては指針がぶれないことで選手が育てやすく、即戦力を確保しやすい(現場とのミスマッチがおきにくい)という点でメリットがある。

ガンバ・レッズが変化の積み重ねでチーム強化を図ったのに対して、コツコツと地道にスタイルを継承していき潤沢な資金が投入できないマイナスをカバーしたことでTOPへと返り咲いたという点では対象的で面白い。

アジアという次のステップがこのチームにどう影響してくるか?10冠という壮大な目標を達成した「その次」をどこに設定するかによって来期の結果が変わってくるといっていいでしょう。

<Jの順位はフロントの施策への評価><明確なビジョンと強烈なる個>このブログでことあるごとにいってきた話ですが、偶発的な要素によってタイトルを得る時期はもう過ぎたといっていいでしょう。ビジョンが曖昧だったり個の力で劣ったチームは容赦なく下位に沈んでいく。

あとこれは避けようがない話だが、財力・チームとしての体力が順位に影響するようになってきた。つまりJリーグも階層分化が進んでいるということがよりはっきりとしてきた。

これはシーズンオフの戦力補強にも影響している。やはり体力があるチームが的確な施策が出来れば、体力がないチームが弄する策よりも上になってしまうというのは避けられない現実のようだ。ただ逆に言えば「明確な指針」が示せれば体力の差は乗り越えられるという事。TOP3以外はまだちょっとした要素でぐらつく部分があり、下位に沈んだチームにとってもまだ挽回の芽はあると思われる。

オフシーズン評価は別の項に回すが、今シーズンオフに神戸や京都が積極的に動いてきたのはまさにそのチャンスを掴む為の動きであると言っていいかなと。TOP3とその下の層がはっきり見えてきたのに比して下のチームの巻き返しがより面白みを増しそうそんな予感を感じさせる07シーズンだったかなと思います。

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January 28, 2008

他チームをざっくり分析してみる~2007~(その4)

<横浜F・マリノス>

一年を通しての印象としては「はっきりしないチーム」といった感じ。勢い任せというかその時の状態がモロに結果であったりやっているサッカーに反映してしまっており、マリノスらしさが出ていない印象。

根本的な原因は早野監督でありフロントがチームコンセプトなりビジョンなりを明確にしなかったところにある。シーズン序盤は3TOPを軸にしたアグレッシブなサッカーだったのが新戦力が全くフィットしなかった影響で方向転換。

山瀬が台頭したことで前線からの猛プレスが生まれてシーズン中盤は爆発的な攻撃力で勝ち進んでいく(生で見たが04年中盤のレッズを見ているようだった)。

んがコンセプトに基づいたものでない上に、プレッシングを下支えするフィジカルもなかったため気がつけばトーンダウン。上手くいけば攻撃サッカーのチームに変化できたのに目の前の推移を掴めなかった指揮官の腕の悪さを嘆くしかないか?

結局シーズン終盤はいつもの通りトーンダウンしてしまった。

連覇のころのような安定感はなくなってしまい、その頃に習得したはずのことまで戦力の入れ替えと共に流れ去ってしまった印象。しかもレッズに比肩するビッククラブをという目論見も社長交代であっさり流れ去ってしまったのか?チームとしての成長もここ2年で停滞してしまっている。

かつての日産の頃までとは言わないが、一貫したチームコンセプトつまり「マリノスらしさ」を表現できるようにならないと下手をすると中位をさまよってしまう何とも評価しづらいチームに堕してしまう危険性もはらんでいるといえる。

<アルビレックス新潟>

戦力規模から言えば上位陣の中では最も層が薄いアルビが賞金圏内に入れたのは、組織力と外国籍選手の安定感(稼働率も高め安定)に尽きるかなと。

あとホーム・アウェーの差が縮まったのも大きい。数字で見ると失点数も減少。これはDFの戦力がそろったのが大きいか。

ただ不思議なのがこのチームはまとまっている印象がある一方で反対に選手起用の分でもったいないところも多い。鈴木慎吾がシーズン半ばで移籍するとは思わなかったし、深井・マーカスと新戦力も活用できていなかったのだが、反対に坂本・マルシオの2人が大車輪の活躍。戦力の適合性が明暗を分けたといっていい。仮にマルシオがフィットしなかったら下位に落ち込んでいたはずである。

鈴木監督の要求する水準はそれほど高度なものには感じない、いわゆる中堅チームの特徴であるソリッドな守備と早い仕掛け・カウンターで勝負するオーソドックスなスタイルなのだがそれでも合う・合わないが出るという事は予想以上に選り好みをする指揮官なのか?

だがチームとしては転換点を向かえる。戦力構成もそうだが、チームが1つ前進したことにより次はいよいよTOP5でありタイトルを視野に入れる段階に進むのだがチーム財力を考えるともう1つ足らない。

中途半端な状況にならないためにも「次の一手」が大事になってくるのだが、新潟フロントがここでどういう手に出てくるのかは興味があるところ。

<川崎フロンターレ>

J1復帰から順調に成長を遂げていったが、昨シーズンはまさに強豪チームに生まれ変わるための苦しみを味わった格好となった。

ACLへの初参戦。国際舞台にいきなり放り込まれた格好だったがそれでもきっちり順応し決勝Tの壁を破ることに成功。ナビスコでも決勝に進むなど順調に行っている部分もあったがリーグ戦が象徴しているようにやはり戦力の層の薄い部分を突かれたのと、遠征の連続でチーム全体が疲弊。

また戦い方のバリエーションをふやす目的があったのか?システムをいじって対応する試合も散見され(3バックと4バックの合いの子みたいなフォーメーションを敷いた時期があった)安定感を欠いたのも大きいか?

しかし何といっても「我那覇ショック」これが大きかった。

チームのエースが6試合欠場。元々代表疲れからかコンディション・パフォーマンスの劣化もあったのだが、騒動にまで発展したドーピング問題(結局これはJ側が頭を下げることを嫌った結果という感じで「いらぬ騒動」のような気がしないでもない)。犬飼発言もダブルパンチで騒動に巻き込まれてしまったことが結果として影響することになってしまったのはなんとも痛い話。

ただフロンターレ側の冷静な反応を見るとこういった騒動を1つの糧にして上手いこと切り抜けてしまうのではないか?という見方も出来なくもない。アジアを経験したことでチームとしての「欲」も出てきたはずでマンネリ化せずにステップアップするという意味では昨シーズンはチームにとってのある種のスパイスになったのかもしれない。

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January 19, 2008

他チームをざっくり分析してみる~2007~(その3)

<ヴィッセル神戸>

かつての脆弱なイメージは薄れていったというべきか?松田監督が一貫したコンセプトでもってチームを地道に纏め上げていったのに加えて、大久保やボッティといった軸になりえる選手が入ったことでチームに一本芯が出来た。

そう考えると松田監督を目先の成績だけでクビにしてしまったアビスパの現状を見てしまうと何ともはやといった感じですが。

財力が決して豊富ではないが、幸い野球と異なり楽天はヴィッセルには比較的手厚いサポートをしているようでシーズン中の補強(酒井や古賀)も功を奏して早々に残留。1桁順位とはならなかったが復帰後のシーズンとしては申し分ないといえる。何しろ残留争いの常連でありエレベーターチーム候補の1つというのがシーズンインまでの評価でしたからね。

ガンバと並んで西の雄を狙っているのか?オフシーズンも動きが積極的でチームとして「上位」を意識しているのがありありと見て取れる。まだチーム全体の組織性が完全といった感じではないが(ディフェンス面を中心に弱い部分はまだ残っている)、今の方針を貫く力があれば上位チームにとっては脅威となる存在になる可能性が出てきた。

その「芽」を生み出すことが出来たというのが07年シーズン最大の収穫ではないのか?

<ジュビロ磐田>

アントラーズが世代交代に成功し、屈みの期間から脱出したのに対し施策がことごとく裏目に出てしまい結果が出せず中位に落ち着いてしまったのがかつての王者・ジュビロ。

これまで「リーグの模範生」的な役割を担い、その組織性の高さを賞賛する声が止まなかった(レッズも王者ジュビロの手順に倣う形でチームを段階的に強化していったというのは02~04シーズンの施策を見ると良く分かります)。

かつての栄華は「屈み」を拒んだのか?

チームをボトムアップさせるにはある程度結果を度外視する期間(ここではそれを「屈みの時期」といっています)が必要。アジウソン監督は若手を積極的に登用し、ライバルアントラーズよりも世代交代策は順調に行っていると見ていた(06年シーズンの評価はジュビロのほうが上だった)。

しかし、せっかく若手を育ててもその伸びを支えるための土台、つまりチーム戦術の部分で後手を踏んでしまう。かつてのジュビロらしいパスワークとポゼッションを軸にするのかアジウソン自身が新しいスタンダードを作るのかが曖昧となってしまう。

黄金期のジュビロサッカーを踏襲していた選手がほぼ全て抜けてしまい(ゴン・鈴木・田中だけ、そういった意味では福西の移籍は痛手だった)、伝達役が少なければせっかく萌芽した才能も爆発することはなく反対にチーム全体のパワーを押し下げる要因となってしまった。

加えて以前からの問題点であった「攻撃のパワー不足」も足を引っ張ってしまった。前田が順調な時期はいいのだが、それに続く選手がいない。中山に全ては託せないし、カレンは絶不調。西や太田は本来FWの選手ではなく、コンスタントに点を取る力が乏しかった。またDFもかつての状態ではなく、上位陣と比して安定感に欠けていたため失点数も多い。

全てが順調だったときは影響はなかったのだがやはりホームタウンの規模・パワーから考えると「身の丈に落ち着いた」と感じてしまう。満足のいく補強策が施せないのなら、育成型に転換して「売る」チームで活路を見出すべきなのだがかつての栄華がその妨げになっている(やはり「結果」がでないと苦しくなってしまう)というのが皮肉である。

アジウソンと代わって入った内山監督がかつてのジュビロを志向するような施策を採用しているあたり「夢をもう1度」という狙いが見えるのだが、それを下支えするものが出来ているようには感じなかった。

<柏レイソル>

チームというのは面白いもので、J2降格時には壊滅的な状態にまで落ち込んでいたはずのチーム状態がたった2年でここまで回復するかというとこまで持ってきた。

一時は優勝争いに顔を出すかというぐらいの成績。ただ当初目標を達成したことにより(目標設定自体は復帰チームにとってはチャレンジング的なものだったので妥当であるといえる)モチベーションが下がってチーム上体が下降してしまったのは問題だが柏フロント・石崎監督のビジョンは見事成功を収めたといっていいでしょう。

やっぱりフランサが利いてました。今のJは前目のポジションの外国籍選手がきちんと機能するとそれだけでいいサッカー・いい結果をもたらす傾向は変わらずでポンテ同様、ブンデスの世界で揉まれたその実力は本物だったと示すことが出来た。にしても入ったばっかりのときはダメ外国人のレッテル張られまくりだったのによく手放さずにいたものだ。

あと特筆すべきは失点の少なさ。一時はレッズと並んで最小失点をキープしていた守備組織の重厚さは中々のもの。古賀の補強もよかったがJ2時代から時間をかけて作り上げたからこそといえるでしょう。低め設定の両サイドと両ボランチがブロックを形成し相手にスペースを与えずに守りきる。その力が付いたことがチームをいい循環に乗せて前線に勢いをつけたのかなと。

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January 14, 2008

他チームをざっくり分析してみる~2007~(その2)

<大分トリニータ>

14位に留まってしまったのは戦力上の問題に拠るところが大きいのかなと。

一昨年の躍進を支えたトゥーリオ・エジミウソンを引き止めることが出来ず、しかも代役で獲得した選手がことごとく不発。トリニータのようなチームは補弱によるダメージは深刻。

安定した戦力を確保することが出来ないのは財力に劣るチームの弱みであるが、シャムスカ采配をもってしても支えることが出来なかったというよりもシャムスカの采配自体が選手に依存する部分が大きい(能力云々というよりも、コンセプトを吸収できるかどうかにかかっている)分だけ選手による浮き沈みが激しいという問題点をさらけ出してしまったといえる。

そして相次ぐ補強、結局エジミウソンのカムバックとホベルトの獲得で心臓部が復活。言ってみれば常人の心臓が急に人工心臓に置き換えられて心配停止寸前まで追い込まれたところをどうにか緊急手術で難を逃れたという感じか?

森重・藤田・高橋・金崎など乏しいやりくりの中で若手を台頭させる技術はさすが。特に高橋は代表に推してもいいのではないか?全盛期の西のような感じといったらいいのか、アグレッシブに前に攻め上がっていきチャンスに絡み得点を量産していた。右サイドアタッカーとしてだけではなくFWとしても十分通用しそうである(松橋・山崎が抜けるからFWに再コンバートになるのかな?)。

問題は育てる才を有した指揮官がいるという強みをどういかすかというビジョンがやや欠けているというところか?ジェフ以上に「育成→売り」に徹すればビルドアップも可能になりそうなのだがその点チームカラーとして押し出してもいいと個人的には感じるのですが。

<ジェフユナイテッド千葉>

育成に長けているがチームビジョンの構築がいまいち宜しくなかったという意味ではトリニータと似た構造のチームだがこちらの方が絡んでいる要素は複雑。

代表候補を多数輩出していながら肝心のチーム状態はかつてないほどの低迷を味わうことに。その要因は「移籍金を活用できなかったこと」に尽きると思う。

ジェフ自身が望んではいないと思うが、言ってみれば「育てて売る」という選択肢を取ったのだから阿部・坂本の売却益を効率よく生かしていかなければチームとしては成り立たない。これはどのJのチームにもいえる(レッズやガンバにしたって海外への流出のリスクはあるわけだし)のだが、今のJは優良な外国籍選手の獲得と移籍金の効果的な活用はタイトル獲得には必須の要素になりつつある。

阿部・坂本の流出による損害をどの要素で補うか?その選択が問題であったという事である。4億の移籍金を持ってすれば優良な選手を獲得することは十分可能であったはずだが元を取った活躍が出来たのは下村ぐらいであとはチームにとってプラスにはならなかった。

しかも屋台骨のストヤノフがシーズン中にトラブルで抜けてしまい(ただこの件のジェフの決断は間違っていなかったといえる。選手・監督間のゴタゴタで選手の言い分を優先していいほうに転がった話は余り聞かない)チーム状態が穏やかでないこともさらけ出してしまった。

アマル・オシムの評判は就任当初から良くなかったようで、早い段階で「脱オシム」を出していればまた違った方向に言ったかもしれないがそれは結果論か。やや話はずれるが協会の横暴の余波がシーズンをまたいでも残ってしまったという意味ではやはり彼らが採った行動の罪は重いといわざるを得ない。

ただ今シーズンオフもまた、しかも今まで以上に激震が走っているようだ。チームを支えていたものがなくなってしまい引き止めるものも拠り所とするものもなければ一度代表を味わっている選手にとってはつらいといえる。1人のカリスマによって作られたチームにプラスするものを築くことが出来なかった。過去低迷期の教訓がまだ生かせていないといえる。

<FC東京>

目標壮大だが結果は・・・。原点回帰をもくろんだがかつて率いた指揮官だって決して上々の結果を残せたわけではなかった。理想ありきのチームカラーはそれはそれでありなのだが採ってきた施策がここ1・2年はちぐはぐしている。

気がつけばナビスコを制覇したのが3年も前。順調に階段を上っていると思ったら螺旋の曲がり具合が思ったよりも酷かったようだ。

もう1つ言えるのが、決して財力に乏しいチームではないのにもかかわらず目標に対してその支えとなるものが極めて乏しいということ。ワンチョペ・福西は結局あっさり手放してしまい(フィジカルに問題があったことをなぜ見抜けなかったのか?)、不安視された中堅どころの選手がいなくなったことでジリ貧に。しかも若手の台頭もなく非常に中途半端なシーズンで終わってしまった。

ハラヒロミの掲げるサッカーもどことなく中途半端。以前のようなある種潔い理想主義的サッカーを貫くことも出来ず、先々を睨んだ屈みも出来なかった。上積みになる要素をもう少し見せていれば周囲の反応もまた違ったものだったのだろうが客観的に見てそれも無くなってしまっていた。

以前はもっと勢いといいか、ガンガンしかけていく爽快感のようなものが対戦していて感じたのだが守備の問題が大きいのか腰が引けたような戦いに終始することも多くパワー不足からサイドを走らせるシーンが減少していたように感じてしまう。愚直でも攻め抜く姿勢がサポーターの共感を得ていたところがあったのだがこのまま中途半端な姿勢が続いてはサポーターの不満も増大するだけだろう。

昇格当初の良さをもう一度復活させるのか、新たなサッカーを模索するのか、その選択を再度考える必要があると思われる。

<名古屋グランパスエイト>

ざっと見渡して最もインパクトに残らなかったチームといって失礼かもしれないが、上位進出に向けた明確な方策を打ち出せたわけでもないしかといって降格争いに巻き込まれてしまうほどだめだめな要素があったわけでもなく正直評価が難しいオール3のチームなのかなと。

ヨンセンが機能して持ち直した一昨年だったが、そのエースがシーズン半ば怪我で不在となってしまってジエンドとなってしまったのではさびしい。当初から指摘されていたパワー不足・タレント不足が足かせとなってしまっていた。

フェルホーセン監督の采配も流動的で最後までチームとしての戦う方針がぶれてしまっては元も子もないか。ヨンセン・杉本の2TOPがはまっていた時間だけ効果的な攻めを繰り出せていたがそれも長くは持たず。強いて言えば昨シーズン加入した若手選手が徐々に台頭してきたこと(吉田・小川・阿部など)ぐらいか。

チームとして目立たなかったことを考えると、効果はさておいてピクシー帰還というのは目をひきつける意味では妥当な施策なのかもしれない。もちろん結果が伴わなければ意味が全く無いのだが。

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January 06, 2008

他チームをざっくり分析してみる~2007~(その1)

今年もやります。

生観戦・TV観戦からの印象等がメインになりますが主観的分析ゆえ、多少の不備はご容赦ということでいきたいと思います。

<横浜FC>

J2の好調期を見ているだけに個人的には意外。レッズ戦だけ切り取ってみればとても降格するチームには思えないのだが、結局それ以外の試合で健闘できなかった事が要因というべきか?

攻撃のパワー不足が懸念されていたがそれが的中。しかも層の薄さを補おうと久保・奥を筆頭に選手をかき集めてきたがことごとく不発。補強した選手で活躍を感じさせた選手が皆無で挙句外国籍選手がハズレばかりでは安定したサッカーなど望むべくもなく。

元々守備の安定感や組織の優位性で昇格したチームなのだからそれをベースに肉付けすれば補強も成功したかと思うのだが、フロント側に「昇格後」のビジョンがないことを露呈する形となってしまった。

チームの方向性も序盤は割としっかりしていたかのように見えたのだが、だんだんと崩れてしまう。序盤の好調が裏目に出たともいえる(これも最近の降格・低迷チームにありがちな傾向)。1点を奪って守りきる戦術からパスサッカーに切り替えたところで今のJ1は乗り切れるほど甘くはない。

また今期オフの出入りを見ると想像以上に激しく総入れ替えに近い形になりそう。リスタートの方向性をいち早く決めればかつての川崎のようなV字回復も可能(何だかんだ言ってJ1を経験したというのはチームにとっては大きい)なだけに「次のビジョン」を明確にしておかないと再浮上は厳しいといえる。

<ヴァンフォーレ甲府>

降格を惜しむ声が多いのはそれだけやってきたサッカーに対しての支持が多いからか?

現実に困惑して落ちていった横浜FCに対して、理想に殉じた形での降格。かねがねビジョンの明確性とチームの成績の連動性を謳ってきた中では異例のケースといえる。

要因はやはり「バレー離脱」か。

理想を貫いてきたが、やはり現実的に「勝ち点」を稼ぐためのパワーが足らなかった。バレーの得点力は理想と現実のギャップを埋める要素だったのだが、財政的な問題からそれを埋めるための人材を確保することが出来なかったのが痛い。

否定派も多いが、やはり今のサッカーは「個力」がカギを握っているということを示したといえる。後はチームとしての安定感か。このチームは警告・退場の数が非常に多くその分だけ試合毎の入れ替えを迫られ、チームとしての安定を欠いたことも影響していると思われる。

リズミカルにパスをつないで攻めるスタイルは見ていて非常に痛快であったが、06シーズンのサッカーのほうが「意外性」という意味ではより面白かったと思う。昨シーズンは洗練された分どうしても「繋ぐ為のパス」のほうが多かったような気がします。

さて甲府はこの後が正念場といえる。

曲がりなりにもJ1で通用する部分があったのだがそれを支えていた指揮官が去ることになりチームとしての方向性がぐらついていくのは確実。踏みとどまって理想を追い求めていくのか、大半のチームがそうであったようにJ2仕様のチームに戻して再昇格を狙うのか?選択を間違えてしまうと大崩れもありえるだけに、フロント・現場のかみ合わせが重要になるのかなと。

<サンフレッチェ広島>

良い時のサッカーと悪いときのサッカーのバラつきが極端であった。失点数はJ1最多。最小のレッズが28。これは飛びぬけているがその次のFマリノスの35の倍以上の失点。

ストヤノフを梃入れしてもなお止まらなかった失点癖が最後まで首をもたげる結果となってしまった。

しかも悪い流れは重なるもので、序盤の好調さを下支えしていたウエズレイ・佐藤の2TOPが夏場を境に失速。点が取れなくなると勝ち点が取れない。若手主体のチームでは悪い流れを修正するための経験が足らないから、選手間での軌道修正もままならない。ということで入れ替え戦まで流れを引きずってしまいまさかの降格となってしまったというわけで。

選手個々の能力から言えば中位以上に行ってもおかしくないレベルだが(天皇杯の快進撃がそれを証明)、チームとしてのまとまり・パワーで劣った分結果に繋がらなかったと見るべきか。

ビジョンもどうだったのか?特に1度降格を経験しているはずなのにチームを立て直すという段階で明確な施策が打てなかったこと(ストヤノフの獲得がDFの建て直しということなのか?)もある。現有戦力への期待感の大きさも裏目になったか?

幸い当初見込まれていたよりは戦力の流出が避けられそうだが、サポーターから批判の多い指揮官が残留したことがどう影響するか。序盤で結果が出ないと解任論で紛糾するのは必至。

<大宮アルディージャ>

レッズ戦で見せたものを他にぶつければこんなとこにはいないというのに・・・。

例によってFW補強の失敗から得点力不足→失速という失敗をまたも繰り返す。ピムサッカーの幻影を払拭することも出来ずに痺れを切らして指揮官交代。

現実路線になってようやく勝ち点を積み上げることに成功。それでもどうにかギリギリの段階で残留だから決して評価することは出来ないかなと(サンフレッチェが何らかの打開策を講じていれば立場は逆になっていた)。

1試合1点を獲ることができない攻撃力の低さが低迷の要因。いくら組織力で勝負といっても最低ラインの個力がないことには勝ち点1を奪うのが関の山。チームとしてのストロングポイントもどこかぼやけてしまった印象。

3ラインを形成して組織的守備で安定した戦いをというチームカラーはそれで悪くはなかったのだが、肝心の得点を生み出す選手が不在でそこだけしっかり梃入れすれば問題なかったのにあれこれいじってしまった挙句持ち味を壊してしまった。澄んだスープの鍋にあれこれ調味料をぶちまけて味が分からなくなったような感じ。

来期は指揮官交代で今度は攻撃サッカーに転換、しかも新卒を大量に獲得するという育成に注力するということで補強重視であった戦力構想も転換する見込みということでチームとしては「屈み」の期間に入ることを選択したということになる。

確かに過去の失敗を改善するための方針としては良策といえるが、バックボーンとなるものが乏しい中でどこまで耐えられるか?保険をかけておくべきだと思うのだが、今のところそういった話が伝わっていない(強いて言えば、巻へのオファーだが)のが気にかかる。

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来る人その3

正直このニュースを見たときには「まあいつもの飛ばしだろー」と思っていたら、

                                                        

まさかの高原獲得正式発表ですよ。

補強話の中でFWの層の薄さを懸念していたわけですが、このような策を講じてくるとは長らくレッズを見ている自分でも想像が付かなかった展開です。前にも書きましたが淡い予想は意外な形で裏切られます(これは良い裏切りですが)。

現状考えられる中で攻撃への最大の梃入れと言っていいでしょう。

代表が「高原以外のFW」を希求している中でその高原を獲った事からもその重要性が伝わるかなと。再三ここで書いているかと思うのですが特定のスキルに依存しない・どこからでも点が取れる「全方位型」のFWは日本では極少数。

海外でもJで獲得可能というしばりだとそれほどいるわけではない。

点取り屋はレッズ歴代でもいますが、ドリブルの福田・縦突破のエメ・パワーのワシントンとそれぞれ個性をウリにしてその強みを生かして点を稼いでいたのとは異なる「パターンに依存しないFW」をようやく手中に収めることが出来たわけです。

獲得に至る背景は徐々に明かされていくと思いますが、やはり高原自身のW杯に対するこだわりが強く出たのかなと。エコノミークラス症候群との戦いは想像を超えるものがあるようで、発症を避けるためにかける負荷はかなりのものがあると予想される。

だから万全の状態で代表フル参戦が可能で、かつ日々の中で揉まれて成長できる環境という両天秤を維持できる場所としてレッズを選んだのかなと思います。

後はフランクフルトが設定していた移籍金を支払えるチームということで代理人がシビアに選定したというのも恐らくあるのかなと。

これでFWは一気に高レベルの競争が始まったことになります。

エジミウソン・達也・永井そして高原この中から2人が脱落する(3TOPでも1人は落ちる)わけで小池・セルにしてみればとてつもなく高い壁になってしまうわけですが、代表が離脱する試合も当然あることを考えるとうかうかはしていられないはず。

コンビネーションの問題もあり単純に点が量産できるとは限らないですが、ひとまず体制は整ったということでカギと見ていた今期オフのフロントの動きは評価に値するかなと。

しかも外国人枠の余りを夏の移籍マーケットを見越してできる(伸二・闘莉王・啓太など移籍の可能性がある選手がいるわけに)というのも大きいかなと。夏であれば思わぬ掘り出し物が格安の移籍金(上手くいけば0円移籍も可能)で獲得できるチャンスですし。

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January 04, 2008

2007シーズン総括~レッズ編~

年は改まって2008年になりましたが、シーズンインはもう少し先ということで2007年シーズンをざっくりと総括したい思います。まずはレッズから。

1.目標設定と結果

今シーズン課せられた目標は「シーズン連覇とACL制覇」

ただしこれは発展的目標といっていいかなと。ACLは初挑戦ということで未知の領域。今では「何それ」という話だが当初は予選リーグ突破すらままならなかったということを考えると「決勝トーナメント進出」が妥当な目標といえる。

結果から言えば、シーズン連覇は目前で霧散しACLについては発展的目標である「初出場・初優勝」を達成。さらにエクストラステージであるクラブワールドカップでは現状考えうる最高位の3位をゲット。しかもミラン相手には一時の抵抗を試みるなどホスト国としての責務を全うした。

このように結果は相反するものとなった。国内タイトルで言えば、カップ戦も緒戦で敗れたし、ゼロックスも大敗を喫するなど02年シーズン以来の国内ノンタイトルとなってしまった。

2.オジェック采配

結果から言うと50%の達成率。ACL優勝、CWC3位を考えるともう少し上でいいかなと思うのだが内容を度外視してリーグタイトルに的を絞っていったにもかかわらず結果達成できず屈辱的な展開になってしまったことからオジェックへの風当たりは強い。

・固定化できないシステム

・勝ちきれない試合がシーズンを通じて多かったこと

・若手の育成が出来なかったこと

・守備的で結果重視の退屈なサッカー

・選手固定化により一部の選手に負荷がかかりすぎた一方、サブメンバーが弱体化

などがあるか。今シーズンで言うとベンチワークの巧みさで勝ち点をものにした試合は皆無で逆にベンチワークの問題から勝ち点をこぼしてしまうケースという方が多かった気がする。

内容面に言及すると、序盤~中盤は見るものがあった。

FC東京戦~ジュビロ戦やアウェーのアントラーズ戦など去年までは見られなかった流麗な散らしと効果的なサイドアタックが利いていた部分があり成長の一端が垣間見えたが、大半は守備を固めて前線の個力に頼るというケースが多く「チームとしての積み上げ」という点で07年のサッカーが有用だったかといわれると疑問符が付く。

ただ希望を見出すとしたら、セパハン戦のようなサッカーをやろうと思えばできるということ。アグレッシブに前からチェックをかけてサイドを基点に攻撃的に崩していくサッカーをすることはできるのだ。

このサッカーが毎試合できない要因はどこにあるのか?オジェックが規制をかけているのか、選手個々が06年のサッカーへの回帰を希望していたからなのかはもう少し各種の分析を見ていく必要があるが、こと戦術面においてのオジェックの評価はもうしばらく差し控えたいと思う。

ただし選手育成の面では大減点といっていいと思う。

オジェックのお眼鏡に適う選手がいなかったのか?流行の言い回しで言えば、「既存の選手をリスペクトし過ぎたのか?」終盤戦の細貝を除いて若手の台頭はゼロ。

けが人の問題によりベンチ入りする選手は多かったが、出場機会があったケースはアクシデントによって出場した小池のみ。ギドでさえも余力があるときは若手を積極的に起用していたことを考えると、頑なに既存選手+阿部に頼りきりな状況は問題であったといえなくも無い。

もう1つの問題である「選手の固定化」についてはこれは「結果を出さなかった選手が悪い」という見方も出来る。A3・ナビスコ・天皇杯ではメンバーをきちんと入れ替えている。しかし結果は伴わなかった。ここで結果を出していれば、シーズン終盤でもある程度柔軟性を示したかもしれない。

ただこれについてもオジェックのほうがきちんとしたビジョンを選手側に提示し、サブ組に心理的余裕を与えていなかったのではということも考えられる。

いずれにしても選手起用の面では問題が山積みだったし、サポーターに不安と不満しか与えなかった。納得がいく采配を1度でも見せれば周囲の反応も違ったものになったのかもしれない。

3.選手

唯一にして最強となった阿部の補強。当初の目論見はセンターポジションを任せたかったのだろうが、シーズンの大半は左CBもしくは左サイド。ジェフサポからすれば噴飯ものの起用だろうが、結果としてこれがチームに安定感をもたらした。

実はCBのポジションは各選手漏れなく負傷による離脱を余儀なくされている。06年シーズンは闘莉王不在というだけで安定感を欠き結果が出なかった。ところが昨シーズンは阿部がマルチに活躍したことにより不在感を感じさせなかった。

阿部は間違いなくMVP級の活躍をしたといっていいでしょう。周囲の意に応えてという意味ではないとは思いますが。

他には啓太・都築・ポンテの3人が素晴らしかった。この3人+阿部がフル回転できたからこそギリギリまで二兎を追うことが出来たのだろう。

難を言えばポンテ以外にコンスタントに攻撃面で機能した選手がいなかったということだろう。最終的に失速した要因は「シトン・達也・永井」の3人と両サイドが上手い具合にリンク出来た時間・試合が少なかったことにあるのかなと。シトンフル回転の06年シーズンは高い決定力で勝ち点を奪い取れていた。

07年は例えばガンバ戦の永井や復帰後の達也など瞬間瞬間で輝いた選手はいたが継続性に欠けてしまった。地味な要因だが山田が終盤離脱したことも痛手となってしまった。

システムの問題とも絡む話ですが、06年終盤と07年後半戦はほぼ同じシステム。怪我人がめまぐるしく出た07年シーズンだったが、阿部の存在でマイナスが出なかったDFについては最小失点という結果が付いてきたが、攻撃陣で阿部になりうる存在がいなかったことで最後は1点を取ることすらままならなくなった。

4.08年シーズンは?

まだ戦力構想が固まりきっていない(長谷部・小野の去就が未決、高原をはじめ新加入選手が出てくる可能性がある)ことを考えるとまだ早い気がするが、充実の成果を得た達成感と消化不良感が同居した07年シーズンのモヤモヤを払拭するためにも次の展望を示しておこう。

タイトル奪還は必須。今度こそ「リーグ制覇・ACL連覇」は至上命題である。

また他のタイトルについても選手層の幅が広がっていることを示すためにも、簡単に敗れるのではなく当然ファイナリストを目指すことを前提に戦う必要がある。

その為にも

①カウンター・ポストワーク以外の攻撃パターンを確立する

②最低限細貝をレギュラーと遜色ない存在にし、かつ2人目の若手準レギュラーを育てること

①は内容面の充実に繋がる。守備の安定感とどれだけ引き換えにという部分はあるが、理想は04年シーズンの夏場過ぎ。あの時は失点は多少ありそのことに苦言を呈す人はいたが、サッカーの爽快感は群を抜いていた。それは「高いポジションからのショートカウンターの連発」によるもの。安定感を極力保つのであれば運動量をさらに高めて得点チャンスを物理的に増やしていくことが得策といえる。

今のところオジェックはこの方向を目指すような話らしいが、オジェック自身から08年レッズの戦術指針を示して欲しいもの。

②は長谷部の離脱と今野の獲得失敗によって細貝にまたとないチャンスが訪れる。ここをどう生かすかにかかっているといっていいでしょう。問題はその次。近藤・高崎・エクスデロ・西澤・赤星・堤あたりか?彼らのうち誰か1人、カップ戦要員でもいいからレギュラー抜擢される選手が出てこないと苦しい。

補強を軸に戦力をボトムアップしていく方針には異論はないが、育成についてもU-17だけではなく既存の選手の中からも出てこないと選手の入れ替えによって負担を減らすという願いは達成されないと思われる。

戦力構成で気になるといえば、長谷部以外に小野にもオファーがかかったこと。高原が来れば攻撃面では相当のボトムアップとなる(シトンが抜けた穴を補って余りある)が、ポンテが前半戦絶望となったことでMFの駒数がセンターを中心に少なくなってしまうことを考えると長谷部・小野をリリースして梅崎の補強で終わらせていいものなのかという疑問は残る。

先に述べた細貝レギュラー化とは矛盾してしまうが、仮にリスクを負って彼に全権を委ねたとしても枚数不足の問題は残る。阿部をフル活用するとなると守備的ポジションにもう1枚と考えるのが妥当か?ここに新外国人を入れるのか、国内から補っていくのか、その選択を見ていく必要があるだろう。

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