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December 31, 2007

そうきたか

高原獲得へ

どうも代理人の出来レース(年俸吊り上げ=マージン増を狙ったもの)のような展開だった今野獲得断念の話が出たと同時に振ってきたこの話題。

高原ですか。そうきましたか。

エジミウソンの話以外でFW獲得の噂が殆ど無い(黒津の話が出ていましたが)のが気になっていましたが、よもやの大物を釣り上げにかかっているようです。どうもレッズの補強話はいつも意表を突かれるというか、こちらの淡い予想を違った形で裏切る展開を見せてくれます。去年の阿部、そのまえの小野しかりです。

FWに関しては以前にも書いたとおり、層が非常に薄く怪我人が出せない状況。去年は実質3人でローテーション。ポンテが1.5列目を兼務する形でフォローしてきましたが、そのポンテが長期離脱を強いられたことでFW3枚には限界が生じていたのは事実。

達也にしても永井にしてもフル稼働を期待するにはリスクが高い。

可能性として考えられるのは以前の黒部のようにJで実績を積んだことがあるがレギュラーから下ろされているストライカー。だから黒津を狙っているという話には信憑性があったのですが、やはり世界を視野に入れていると同時に警戒心の強いライバルチームの牙城を崩すに値する選手ということで的を絞っていたのかもしれません。

あるいはドイツルートから情報が来ていたのか?怪我を引きずり前シーズンのような目覚しい活躍が無くくすぶっていた高原の現状を踏まえて「移籍を視野に入れている」という話をレッズがいち早く入手できたのかもしれません。

別の見方をすれば海外組優遇制度が無くなり、国際Aマッチのそれも本当に重要な局面でしか召集されることも無くなった代表の現状を考えると、レギュラー待遇ではない海外のクラブにいるよりは国内でアピールと技術劣化を防ぐ努力をしたほうが賢明だと判断して売り込みに行ったのか?(だとすると古巣ジュビロという線が濃いようだが、移籍金・年俸の問題も絡んでくるのかもしれません)

小野のときのように各チームと本人の思惑が絡んで(あの時はフェイエノールトがフライングをしてしまい交渉が中断するというアクシデントがあった)すったもんだがあるかもしれませんが、メディアの情報をあえて鵜呑みにするのであれば年明け早々には「レッズの高原」が誕生することになるでしょう。

ただジュビロがこのまま黙っているとも思えませんが・・・。あそことは藤田騒動でケチが付いているだけに何か仕掛けてきそうな臭いもしますが。

あとは代理人か。レッズは常にこの問題に頭を悩ませている気がする。そろそろ正攻法以外のしたたかな手段を確立してもいいんじゃないかなと思うんですけどね。

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December 29, 2007

来る人来ない人

梅崎加入

早くから話は出回っていたにも関わらず進展が無かった移籍話ですが、今週レンタル組を皮切りに続々と決まってきています。まずは梅崎。

個人的にはとかく外観の点で話題になる柏木よりも評価は上だった選手。運動量は旺盛という感じはしないが、確たる技術があるのはもちろんだが自身の長所を理解した上でかつその斜め上を目指しているような印象があります。

海外志向旺盛な若手選手にとっての才能の墓場であるグルノーブルへの移籍でケチが付いてしまった印象がありますがまだ代表へのチャンスは十分にあるだけに強気なプレーを見せて欲しいもの。

レッズにしてみれば喉から手が出るほど欲しかった「20代前半の有望選手」ということで、世代バランスの是正を図る意味でも梅崎に目をつけたのは正解といえる。

またポンテが重傷の為その穴埋めを結果として果たすことになり、意義ある移籍となった。思い出すのがかつて小野伸二が重傷を負った99年シーズン。当時獲得可能な選手もいたし(同世代で出番が無くくすぶっていたMFの選手は結構いた)チャンスもあった。レンタルでもそうした選手を獲って穴を埋めるんだというフロントの意思がありさえすればJ2落ちは避けられたかもしれない。

今のフロントの動きは賛否ありますが、少なくともかつてとの違いは感じさせてくれた。まあもう過去との比較で評価する段階ではないですが。

エジミウソンようやく決定

話自体は秋ぐらいから出てました。一時期は契約が難航しているなどという不穏な噂も耳にしましたが正式決定。これでワシントンの後釜は決まりました。

各所で言われているのが、ワンランク上の選手つまり海外で活躍しているような1流どこのプレーヤーを獲るべきということなのだがこれには疑問が残る。今のレッズはまだこの手のリスク(つまり全権を委ねるに値する選手をJで実績が無いところから選択するということ)を冒すにはまだ早いような気がする。

リスクを冒すべきなのはチームにとっての下向き曲線、つまり「マンネリ化」が進行したときに仕掛けるべきなのだと思う。

話はずれましたが、エジミウソンの特徴として特筆すべきは「コンスタントな得点力」かなと。在籍期間中常にシーズン10点以上獲得できているわけで、ムラがある傾向が強いJのストライカーの中でも稀有な存在といえる。

持ちすぎの癖があるのが難点ですが縦への突破力、シュート力、各方位からのクロスに合わせる力も持っておりスピード・パワーの片方に依存しがちなレッズにしてみれば魅力的な存在。

さらに年齢もアテネ世代と同じということで、チームの世代バランスの是正にこれまた貢献しているということでFWとして油が乗った状態でどこまでレッズにフィットするかが楽しみなところ。

あとは周囲との連携か?ポンテが不在の為、梅崎・伸二など周囲がどれだけサポートできるかというのもあるし、あと相方が誰になるのかというのも気になるところです。

さてその一方で今野獲得失敗というショッキングなニュースも飛び込んできました。

長谷部が移籍に向けて着々と話が進んでいる一方でチームとしてのクオリティを下げない為の補強として期待していた今野に断られてしまったのは非常に痛い。

国内で長谷部のようにチームをコンダクト出来てかつ守備面・運動量でもフォロー可能な選手というのはそれこそA代表クラスでないと厳しいものがある。

となると海外から招聘ということになるのか?ただ有力選手は夏まで待つ必要がありこれも難しいと見る(フロントは恐らく今野獲得失敗の代替案は用意していないと思われる)。

ただ逆の見方をすると細貝・近藤にとってはまたとない朗報となる。阿部が長谷部の位置に納まれば(CWCのときと同じ)近藤にチャンスが巡ってくるし、阿部が去年と同じタスクであれば細貝にとってはレギュラーのチャンスとなる。

災い転じて福となすのか?

チーム戦術が攻撃にシフトするならば阿部を1列前に上げたほうがより威力が増す。となるとCBの駒数とパワーの問題が生じてくる。1枠空いている外国籍選手をどう生かすのかにも注目したい。ただ空けておくだけでは他チームに付け入る隙を与えているようなものなのだが・・・。

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December 26, 2007

来る人去る人

近藤復帰

予定通りというべきなのだろうか?上々のデビューを果たしながら大怪我で棒に振ってしまいTOPコンディションを見せないまま腐らせるのはもったいないとJ2へのレンタル修行ということで、以前にも書いたとおり愛媛でレギュラー=レッズ復帰が予定線だったのかなと。

ネネが去ったことで空いた1枠には近藤がそのまますっぽり収まるものと思われます。

おそらくCBの補強はこれで打ち止めでしょう。

大山湘南へ

こちらはGMがレンタル延長とサイド枠の強化の二択の結果と考えるべきか?

アレックス復帰が決定的な状況で左右両サイドには若干余裕が出来た状況(ただ前にも言ったが早晩世代交代は必要だが来期限定で言えば余力あり)。

このまま単純に復帰させても夏前には再レンタルが濃厚であれば、道筋を先につけてしまったほうが大山にとっては幸せだろう。

湘南は戦力が以前に比して整いつつある感じに見えるため、J1昇格を視野に入れたよりシビアな戦いを経験として得ることが出来る。無論愛媛よりもレギュラー争いは熾烈。

湘南の地でレギュラーを取れれば、レッズの右サイドの憂いも解消されるのだが。

横山→愛媛中村→湘南

山形でコンスタントに得点を稼いでいたので復帰もあるかなと思ったのだが、水準が高いからかあるいは高崎・セルへの期待値がデカイからか結局戦力外となってしまいました。

チームの状況が悪いときでも点に絡む力はあるように見えただけに、FWの層が決して厚いとはいえないレッズでは重宝するように個人的には感じたのだが。。。

ただ原口も控えている状況を考えると今後も見据えての選択なのかもしれません。

中村は結局一度も才能の片鱗を見せないまま(今シーズンのサテでは結果を出していましたが)去ることになりました。

もったいないといえばそれまでですが、今のレッズの若手育成戦略はいわば過渡期にある状況なのでそうした意味ではひどい言い方だが「転換期の犠牲者」ともいえるかもしれない。彼自身怪我も多く満足に1シーズン過ごすことも出来なかっただけに新天地でサポーターを唸らせる活躍を期待したいもの。

さて先にも記したとおり、レッズの育成プランは大きな転換点を迫られている。

アテネ世代を軸として円熟した世代がTOPを支えている一方で、10代・20代前半の世代は細貝を除いて満足な経験を積む機会が無いまま時間だけが過ぎている状況。

レギュラー保障が無いため大卒の選手からはよほどチャレンジの姿勢が無い限り、魅力には映らず(かつての逆)、高卒の選手を地道に育てられるほどの余幅も無い。

一方でセルもその一人だがU-17世代や原口といった将来有望の選手が控えており、彼らを次世代のキープレーヤーとして育てていく術を考える必要がある。今が過渡期・転換期と書いたのはU-17世代の選手を軸に据える為のいわば「育成上の屈みの時期」とフロントとしては考えているのかもしれないということから来ている。

・バイエルンへの1年間の留学予定(おそらく原口)

・外部からのコーチの招聘

など英才教育型の育成プランを進めてきそうだという情報が出ていることからも分かるとおり現状掲げている「余剰戦力をJ2にレンタルして経験を積んでもらう」というプランニングではコンスタントに選手を育成することは難しいということを示しているのかもしれない。

だとすると近藤1人とはいえ、プラン通りに復帰出来た選手がいるだけでも良しとすべきなのかもしれない。

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December 12, 2007

ダイナミズムの連鎖

(写真は後でアップするかも・・・?)

久々に爽快感に満ち溢れた試合。

今シーズン?もっと言うと去年も含めてだが、格上・格下関係なく見ていて爽快に感じることが出来た試合はとても少ない。

それはエメルソン移籍後のレッズのサッカースタイルに起因するわけなんですが、相手の調子に関係なくそれに合せてギリギリのところで粘って勝ちを収めるというシーンを何度も何度も見続けただけにその爽快感たるやきっとレッズのサポーター以外の方もそう感じたことでしょう。

でも初めてレッズの試合を見た人、あれはいつも見られるわけではありません。

セパハンは確かにACL決勝1戦目のクオリティからすると相当に劣化(エスケープする要因は多い。コンダクターのナビドキア不在を始めいない選手が多くしかも移動続きでチーム内も疲労を抱え込んだままという感じがはっきり見て取れる)しており、ミスも多くまた組織として連動性を欠いていた。

こういった相手にフレッシュな状態で挑めばある程度成果を収められるのは道理である。

だが昨日のセパハンは裏を返せば「ついこの前のレッズ」と考えれば、そこから心理的にも肉体的にも短期間で改善したのは見事と言える。たった1試合で手のひらを返すわけではないがあのクオリティのサッカー、各選手が己のタスクをこなししかも後ろ髪を惹かれることなく前へ前へとプレッシャーを仕掛けるあのサッカーの方向性がチームコンセプトとして確立するのであれば今後に大いに期待が持てるというもの。

阿部・啓太のコンビが相乗効果であそこまで威力を発揮するとは思わなかった。

ゼロックスで不発になって以降、レッズではこの組み合わせはお互いの良い所を殺ぎあう関係なのかと思ったが昨日は縦横のバランス・連動性・役割の補完性において完璧だった。あの仕掛けとチェックを常に連動できるのであれば長谷部・啓太をしのぐ新しいスタイルに繋がる関係性がレッズの中盤に生まれる、つまり「意識的に自分から仕掛けるサッカー」がようやく芽生えてくる可能性も出てくる。

ボランチ(というより今の場合はセンターハーフか)が機能するとサイドと前線が呼応して連動するのは今までと一緒。やはり3-5-2の生命線はセンターの3枚の機能性にかかっているといってよい。相馬はまるで別人だし、前半乗れていなかった細貝も安定感に押されてかかなりクレバーなプレーを披露していた。

昨日の試合は個々人のよさもさることながら、各自がソリッドにプレーし続けたことで久しく忘れ去られていた「連動性」が甦った事が大きい。このイメージを各選手が持ち続けて欲しい。

ポイントになるとしたらあのサッカーが「オジェックのコンセプトに適合したものなのか?」ということ。要素はさまざまだが何らかの「仕掛け」によってあのサッカーが生み出されたものであればそれを経験した選手のイメージは徐々に固定化し継続性が生まれる。

しかし、コンディションやモチベーションといった「偶発的要素」がベースなのだとしたらおそらく過度に期待をしないほうが懸命であると思われる。

過去のレッズで言えば「良い部分」というのが長らく定着することができず、結局安定感が最も高いベース(今で言えば守備力)に依存する傾向が強いチーム。その流れを変えるためには多少時間がかかってもやりたいことを刷り込ませて結果に繋げていくほかはない。最初は勢いでも継続することでスタイルとなるのだが、こと攻撃においてこの作業は長らく放置されたままとなっているのが現状。さて今回の流れをレッズはものに出来るのか?

そう考えると今シーズン残り2試合しかないのは非常にもったいない。

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December 09, 2007

来期の戦力構想の話~続き~

少し経ってフロントの構想というか、意図していることが表出し始めたかなと。

・世代バランスの是正(梅崎オファー+近藤の復帰)

以前から指摘されている長谷部以外の20代前半プレーヤーが質量ともに物足らないことを受けてか、予想に反して真っ先に話が進んだのが梅崎へのオファー。前回の記事で刺激を与えるためなのかとやや懐疑的な見方をしていたのですが、どうやら真剣に検討していたようです。

しかも結果的にはロビー長期離脱となってしまったことで補強のプライオリティーも修正せざるを得なかったところの回避策になったということで選択としては悪くないと思う。

近藤は愛媛でレギュラー=復帰確定という構想だったのかなと。レッズのDF陣もやはり若手が少なく近藤の飛躍は欠かすことが出来ない要素だと思う。これでネネの去就に関わらず恐らくDFポジションの補強は無いかなと。

・サイドアタッカーの拡充(アレックス復帰)

アレックスの復帰も確定。大山の復帰は?マークの状態。GMコメントから察するに恐らくサイドアタッカーの補強は今期については可能性は低いと思われます。サポ的には水野・駒野にオファーをかけるべきという思いはあるだろうが、水野は多分ゼロに近いだろうし駒野は争奪戦になったとしても積極的には行かない可能性が高いと思う(これまでのパターンからいくと)。

ただこれはあくまで想像だが大山復帰の?マークは駒野へのオファー次第というしたたかな戦略を持っている可能性もあるがそこまで今のフロントがシビアな仕事が出来るかな?と。

・長谷部移籍への備え

啓太・闘莉王はともかくとして少なくとも今期オフで長谷部が海外へ挑戦する公算は大きくなったと思われる。となると補強が必要だが当初から言われている通りここに今野を持ってくるのがフロント狙いなのだろう。

啓太・阿部・今野が一堂に会すというのもちょっと前なら想像もつかなかった話だが、恐らくここの補強にフロントは精力を注いでいるような気がします。

                                                       

さてここまで挙げた中で、ん?と思ったのが「FW」の話が殆ど出てきていないこと。

日々移籍関連の話をウオッチしているが、ワシントンの離脱とエジミウソンの加入が予定稿であるかのように言われているが、まだ正式な話や交渉の進展状況なども語られずどうなっているのかも定かではない(CWC待ちなのかもしれませんが)。

またもっと気になるのが横山の復帰見送りか。FWの駒数不足を横山のレンタルバックで埋めるのかなと思ったら予想外の対応。じゃあ代わりになる選手を獲りにいくのかと思ったらそれもなさそうな状況。

日本人アタッカーが終盤駒数不足でジリ貧になったこと、達也の怪我の具合等を考慮すると打開策を考える必要があるはずなのですがこの辺は今年も実質手付かずってことなんでしょうか?

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December 02, 2007

来期の戦力構想の話

※ブログなので主観と情報を取り混ぜつつ書かせてもらいますんでその辺は汲みとって下さい。

今野獲得オファーへ

ワシントン→エジミウソンへ

ネネOUT(アレ復帰・エジミウソン・今野獲得へ)

梅崎獲得へ

昨日言ったとおり、シーズン終了とともにメディアは来期の戦力構想の話を出してきました。

色々出てきましたが、いわゆる「飛ばし」の要素の濃い単発ものについては信憑性はいまいちという感があるので(先に挙げたのだと梅崎はトーチュウ単発もの)水野や中村北斗などはどうなのだろうという気がしますが、反対に複数メディアが挙げているエジミウソン・今野・駒野などは獲得可能性は別として狙いを付けているのは確実と見るべきでしょう。

一方獲得もあれば放出もということなのですが、今のところ言われているのがワシントンと長谷部、それとネネの去就が危ういというところでしょうか?

指揮官と折り合いが合わず、しかも終盤戦の失速でサポ内からも残留希望論がトーンダウンしてしまったワシントンが残る可能性はほぼゼロに近いのかなと。長谷部についてはシエナが正式オファーを出せば確実に移籍に向かうでしょう。来週にもという話ですがCWC終了後に話が進展するのでしょうか?

ネネについては一昨年からオフに去就が取りざたされるのが恒例ですが、終盤で活躍して印象に残った昨年と異なる状況を考えるとリリースされてしまうのかなと。ただCBは決して層が分厚いというわけではないので近藤の扱い次第といえるのかなと。

その近藤をはじめとするレンタル組ですが、彼らが戻ってくるのかも興味あるところですね。図らずもアレックス・近藤・大山・横山のレンタル組は今のレッズにとって「ベンチの層が薄い」とされているところですし。アレはともかく他の3人にとってはJ2の厳しい戦いで得た経験を還元して、レッズ流の育成の流れを築いて欲しいと言うのもあるので。

各ポジション別に今のレッズに足りない要素を見ると。。。

GK・・・都築・山岸は磐石。山岸はカップ戦要員となってしまったので、「移籍すべきでは?」との声もあるがハイレベルなポジション争いが緊張感をもたらしているという現実を考えると得策ではない。むしろ出番の芽がなくなってしまっている加藤と大谷の経験をどうやって積ませるかというのを考えるべきか?

DF・・・堀之内の存在と阿部の加入で層の薄さが紛れた感がある。ネネが負傷していない時期でも出番を失っていたのはこの要因によるところが大きい。闘莉王の来夏移籍の話も飛び出しているとおり今の状況が決して安泰なわけではない。

層の問題は近藤をレンタルバックさせれば解決か。後は堤の成長に期待したいところ。スケールアップを狙うのであれば闘莉王移籍の可能性が出てきたら、来夏新外国人を獲得といった感じだろうか?

MF(サイド)・・・暢久の離脱によって「守備型」のサイドの選手が手薄であることを露呈してしまったポジション。アレックスが復帰すれば右:山田・平川、左:アレックス・相馬と06年の状態に戻るので一見心配無いように見えるが、年齢が上がっているので後継者問題でいずれにしても頭を痛めることになる。

また相馬がスランプ気味なのも気になるところ。飛ばしも含むだが、水野・中村北斗・駒野と3人名前が挙がっているのはそうした不安要素が少なからず表に出ているところから来ているのだろう。

後は細貝か。オジェックの起用法を見る限りセンターMFよりもサイドに可能性を求めているようだ。ポジション適正はともかく器用な選手なのでこなせないわけではないだろうが、同じ器用型だった暢久をサイドに固定したのは他ならぬオジェック。彼は細貝に暢久の影を感じているのだろうか?

もちろんだが右サイドの将来を考えれば大山のレンタルバックは十分視野に入れていいと思う。愛媛でレギュラーを取れたのだから化ける下地はあるといっていい。

MF(センター)・・・長谷部の去就によりけりだが、移籍するとなると補強が必要なポジション。以前細貝の起用について言及したがオジェック構想ではここに細貝が入ることはゼロに近いと見る。またCBの頭数の問題と啓太とのプレー相性を考えると阿部をスライドすることも考えにくい(CBに新外国人選手を獲得して阿部をMFに戻すという手もあるが)。

伸二・啓太では当然回せないので補強が必要。長谷部タイプの選手は国内では少ないことを考えると今野という選択は頷ける部分がある。彼は啓太よりも前に上がる力がありそういった意味ではFKは無いが阿部に近い部分がある。

オフェンシブ。ロビーは揺るぎないだろうし、小野伸二もこのままでは終われないだろう。殊更補強を必要とするポジションではないが、刺激という意味で若手を取るというのはありなのだろう。恐らくフロントが兵藤に狙いを付けたのはそうした狙いがあるはず。

逆にそう考えると梅崎というのは若干ピントがずれてしまうが・・・(同じ大分でも金崎なら分かるが)。

FW・・・ワシントンの残留の芽はほぼ無いといっていいと思う。残留であれば恐らく何らかのアナウンスがあってしかるべき。それが無いということは少なくとも天秤にかけた片方の選手(それは間違いなくエジミウソン)に揺らいでいることを示している。

もう1つの問題は頭数。絶対数の少なさは終盤戦の大きなハンデになった。達也・永井への負荷は想像以上に大きく、ワシントン・エジミウソンの入れ替えが発生したとしても何らかの打開策を用いないと同じ問題は再び発生してしまう。

FWの質・量の確保は必須なのだが、問題はそれをどうやって補うのかということ。FWは補強しやすいポジション(Jは後ろに行くにしたがって良質な素材が少なくなる)である一方フィットしないというリスクも高い。頭の中には何人か思い浮かぶが、以前の黒部と同様に上手いことフィットしないだろうとも感じてしまう。

頭数で言えば横山のレンタルバック、セルの復帰と高崎の加入で十分足りるのだが経験というか「局面を打ち破るパワー」という点で不確実さが残る(横山は得点力を証明した一方で荒さを露呈したし、セルの怪我癖が治る保障はないし、高崎が即戦力になるとは限らない)。

前々から言っているが理想はかつてグランパスで活躍した森山のように局面問わず得点できる力をもった「リアルストライカー」タイプ。代表だって決定力不足が叫ばれているご時勢。しかも若手で頼りになるストライカーがゼロといっていい状況では無茶もいいとこだが・・・。

後は得点力は無くとも運動量でかき回せるタイプ。新加入の林にそうした要素を期待しているのだが、達也がレギュラーとなり岡野がめっきり衰えてしまった現状で「スーパーサブ」として機能できる選手が1人欲しい所。

本格的に選手入れ替えの話が出てくるのは恐らくCWC後、ワシントン・長谷部の去就を皮切りにレンタル選手の動きや他の選手のオファーの状況が刻々と伝わってくることでしょう。

総括のオフ。入れ替えのオフ。サッカーファンにとってはもう1つの楽しみが始まります。

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悲しいかなこれが現実

試合スタートからしっくり行かない感じが痛いほど伝わる。

サポーターの叫びに応えようとするも足が動かない感じが見て取れた。ACL決勝にピークを持ってきたせいか明らかに動きが鈍重なのは変わらず。休養明けの選手もチームにいい影響は与えられなかった。

一度はまると抜けられない失速のスパイラルにはまったまま2007年シーズンは終了となってしまった。

チームとしての目標からいえばACL制覇を達成したことで1つ成果を挙げたわけだから、決して悲観的になることは無いのだが、ACLは当初の見込みでいえば「発展的目標」といえるわけで、現実的目標でいえば「国内タイトルの連覇」が達成すべき事項だっただけになんとも評価が難しい。

しかもチームの理想をいったん捨ててまで現実的に勝ち点を積み上げ、一発勝負の執念をACLに注いで他は落としたわけだからリーグタイトルは「リアリズムを結果につなげる」為にも必要であった。

総括は一旦止めて、試合の感想。

レッズの問題点は8人で守られてしまうボックスの4バック以外にもう1つあるのだが、それが今日横浜が仕掛けてきた「ワイドに開いた攻撃」にてこずる事が多いということ。両サイドを極端に開くことで中盤の選手をつり出して結果としてフリーとなる選手を増やすサッカーに3バックのレッズは殊の外弱い。

後半オジェックが4バックにしたのもその影響によるところは多い。3バックの3人とも相手を捕まえることが出来ずフリーでシュートを打たれるシーンの連続。そして失点シーン。

闘莉王がいたとしてもどうだったか?今日のネネの出来は最悪に近いがそこを阿部がケアする形になってたとしても失点はしなかったかもしれないがリズムが作れず点は奪えなかったであろう。

そして後半はレッズの「手詰まり感」がもろに出た感じ。60分過ぎからは運動量も激減し単調な放り込みの連続。ミドルシュートを打つコースも余裕も無く横浜の思う壺。

サイドアタッカーのクロスの精度の低さもあるがレッズは元来サイドアタックの効率が極めて悪いチーム。スピードで凌駕するといったことがめっきり減ったのだからクロッサーの充実と中の選手の動きを高めるというのは今後の改善必須事項といえる。

戦術面・戦力面ともに「現状のまま」では早晩更なる手詰まりを起こす可能性が高い。

来シーズンは各チームは今シーズンのレッズを凌ぐほどの現実的サッカーで仕掛けてくることであろう。それに対してどうアクションを起こしていくか?

戦術面についてはドラスティックな変化は指揮官を変えない限り期待できない。堅守ベースのサッカーは恐らく簡単には改善しないだろうが(これはオジェックに限らずレッズに染み付いたサッカースタイルの問題でもあるので)、アタックの精度の向上は最低限必要。それを個のスピードに求めるのか、サイドアタックに求めるのか、ポゼッションに求めるのかは定かではないがオジェックは何らかの指針を明示してそれを徹底させる必要がある。

その為にはある程度の「屈み」は止むを得ないと思っている。ガンバ・アントラーズ、はたまた他のどこかチームが春先~夏まで独走したとしても耐えることが果たしてできるか?

若手の起用や戦術面に苦言を呈している人は多いが、その人の願望を達成するには以前から言っているが「耐えること」しか手は無いと思っている。

戦力構成もそうだが来シーズンはレッズにとっては分水嶺となると思われる。タイトル争いに常に絡めるチームとなるのか?一歩戻って過去の失敗を繰り返す駄チームとなるのかは今シーズンオフから来シーズンにかけての現場・フロントの対応如何にかかっていると言っていいと思う。

CWCはあるがこれは今のレッズにとってはエクストラ・ステージと考えるべきでこの戦いが成功しようが失敗しようが今のレッズに横たわっている問題が解消されるわけではないと見ている。

ひとまずは戦力の再構成。若手の処遇(結果的にはレンタルで外に出た選手は殆どが一定の成果を挙げている、それに比して残った選手は細貝を除いてなんら結果を出せていない)もあるし、外に出る選手も少なからずいるはず。

それを踏まえて今のレッズに足らない要素を埋める新たなピースをどこに求めるのか?ここ数日で出てくるであろう補強話が今のレッズに欠けている要素であり、またフロントとオジェックの構想を明確に示す材料になると思われる。

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